諸活動を振り返る

もうすでに4月も下旬になり終わりも近づいてきていますが、

もうすでに5月ですね(笑)。以前、書いていた文章ですが

随分とながくなってしましました。。。


去年度の活動を振り返りつつ、今年度、そしてこれから先、
城直樹がどのように活動し、何を目指していくのかを整理したいと思います。

去年度が始まる前に立てていた主な実行計画は下の通りです。

●Finger Magic Orchestraの開催
-告知用ポスターおよびフライヤーの製作(スポンサーをつける)
●月一 BEAT STATION ライブ
-告知用ポスターおよびフライヤーの製作(スポンサーをつける)
●1月 BEAT STATION ワンマンライブ
-告知用ポスターおよびフライヤーの製作(スポンサーをつける)
●オープンマイクの開催
-一月に4~5回
●オープンマイクフリーペーパーの発行(スポンサーをつける)
-二月に1回
●中国、台湾、オーストラリア、への海外公演
●日本国内の各地へのツアー

海外公演やオープンマイクの開催、フリーペーパーの発行は
去年以前から実行していたことで、
去年度に新しく始めた企画としては、

●Finger Magic Orchestraの開催
●月一 BEAT STATION ライブ
●1月 BEAT STATION ワンマンライブ

その他、図らずして始まったこともいくつかあります。
●サマーソニック出演
●ホスピタルライブ、学校公演の開催
●レッスン生徒の増加

になります。

それぞれの企画には、実行するにあたって、想定していた実行理由がありました。
それぞれを振り返っていってみましょう。

●Finger Magic Orchestraの開催

福岡、および、千葉にて各地で2ヶ月に一度、ソロギタリストを招いてライブをするという企画でした。
この企画を立ち上げた大きな理由はいくつかあるのですが、その中でも重要なのが以下の3つです。

・フィンガーピッキングギターの素晴らしい世界をもっと多くの人に知ってもらいたい。
・ソロギターのプレイヤーでなくても楽しめるライブを展開していきたい。
・素晴らしいギタリストが各地にたくさんいることを知ってもらいたい。

上記の目標を達成するために、まずは充分な宣伝をする必要があり、フライヤーやポスターを作る必要がありました。
印刷代をカバーするために、スポンサーを集め、フライヤーは4回開催に一度のペースで10000枚、ポスターも同じペースで200枚ほど作り、各地のライブハウスや楽器店、スタジオ、飲食店、駅の看板等、様々な場所へ配布、掲示しました。時にはライブ会場近くの住宅地にポスティングもしました(地域の人にもぜひ身近でライブを楽しんでもらいたかった)。

プレイヤーでなくても楽しめるライブにしたいという思いがあり、通常のソロギターのライブでよくあるような、プレイヤーがただ順番に出てきて演奏するというスタイルをやめ、ラジオブースを作り、第一部は擬似的なラジオ番組の体裁でインタビューからはじめ、ラジオ番組の中でライブをするという形をとりました。ミュージックステーションなどを想像していただければ分かりやすいですね。
これは、それぞれのギタリストの人柄や、曲に対する想い、それぞれのギタリストのプレイスタイルの違い、等を、分かりやすくライブに来て頂いているお客様に提示することで、よりライブ、演奏を楽しんでもらうためにしたことでした。
第二部では、全員ステージに上がってもらい、デュオ→ソロ→デュオ、のような流れで行いました。その時にしかできないセッションを含めてのライブにすることで、ライブそのものの希少性を高めることと、ソロギターにありがちな同じような曲が続いたり、独りよがりなライブになることを避け、よりお客様に楽しんでいただけるようにプログラムを考えました。イベント全体としてひとつのライブであり、全体を楽しんで欲しいという想いもありました。

毎回ギタリストは各地より招待し、各会場でスタイルのまったく違うギタリストの演奏が毎回見ることができたと思います。

以上のような形でFinger Magic Orchestraは今まで14回、開催されてきました。
3月が最後の開催で、4月5月はお休みしています。
次の準備が整い次第、再開しようと考えています。

一番の反省点としては、各回、想定していた充分な集客が出来なかった点です。
良かった点は、ソロギターの世界を知らなかった多くの人が、このイベントを通じてソロギターの面白さに目覚めてくれたという点です。

集客の問題はどんなイベントでも常について周ります。いかにして人を集めるのかというのはある意味、永遠のテーマです。
今回製作したポスターやチラシは割りと人目に付く場所にも置いてあったり掲示したあったり、配布もされていました。
それでも、やはり足りないのです。そして、方法もどこか間違っている点もあるのでしょう。

しかし、毎回開催していて感じたのは、「人々はソロギターのことを本当に知らない」ということです。

毎回、不思議に思うのです。
・何故クラシックギターの公演には人が集まるのにソロギターはそうではないのか
・ジャズといえばなんとなくみんな共通のイメージがあるけれど、ソロギターにはない
・CD屋さんにソロギター専門のジャンルの棚がない
・クラシックギターと間違えられたり、ジャズと間違えられたりする
・ソロギターを弾くとすぐに押尾コータローといわれる
・たとえソロギターの全国大会で優勝したり賞を取ったところで集客が増えるわけではない。
・歌があったほうがいいとか言われる

いろいろとありますが、根本的にあるのは「人々はソロギターのことを本当に知らない」ということだと考えています。

押尾コータローさんの活躍でソロギター音楽の存在を知った人は多いでしょう。そして実際にギターを始めたり、ソロギターのスタイルを始めた人も多くいると思います。また、南澤大輔さんの「ソロギターのしらべ」でソロギターの世界を知った人も多くいると思います。

しかしながら、きっとほとんどの人がそれ以上のことを知らないと思います。その他にも様々なスタイルで素晴らしいギタリストがたくさん日本にいることを知らない人がほとんどです。また、Youtubeで動画だけ見て、満足してしまったり、プレイヤーの評価を下してしまうようなこともあるでしょう。

これは保障しますが、実際にライブで見たほうが魅力が伝わってきます。またYoutubeの動画ではあまり冴えない演奏をする印象の人でも、実際のライブでは鳥肌が立つような演奏をする人もいます。

では、もっと集客するにはどうすればいいのか。

一番単純な答え、そして継続してやっていかなければならないことは、「ジャンルそのものの認知度をもっと上げる。」ということだと思っています。

例えば、街を歩いている人に、「ジャズというジャンルがあるのですがご存知ですか?」と聞いたら、ほとんどの人が「知っている」と答えられるでしょう。
知っていると答えた人に、「では一人だけジャズのミュージシャンの名前を教えてください。」と質問したらどうでしょうか。
この質問に対しては、知っていると答えた人の30%くらいの人が答えられるのではないでしょうか。
そして、いろいろな人の名前が出てきておそらく人物名の答えはバラけると思います。
ジャズという音楽がある程度人々に浸透しているということです。

同じことをソロギターでやってみたとしましょう。
「ソロギターというジャンルをご存知ですか?」 3%かそれ以下の人が「はい」と答えるのではないでしょうか・
「では一人だけソロギターのミュージシャンの名前を教えてください」
名前はバラけることなく、数人の名前があがると思います。
ソロギターという音楽は浸透していなく、一部の人だけが知られているということです。

実際にやってみたわけではないので、ただの感でしかないのですが、
10年以上、ソロギターの世界を見ていますので、あながち間違ってはいないと思います。

「ジャンルそのものの認知度をもっと上げる。」というのは、
Finger Magic Orcestraの開催の目的の根本でもあります。
しかしながら、そもそも知らないジャンルや知らない人のライブを見に行く人はなかなかいません。
このライブは、もともとソロギターを知っている、知っていて前からちょっと気になっていた、
そんな人たちに見に来ていただいたライブだと思います。

人々は知らないものには反応しません。
だからソロギターのライブがありますよと公に宣伝しても、
そもそもソロギターそのものを知らないのですから、効果は薄れてしまいます。

なんとなくでもいいから、ソロギターを知っているという母集団を増やす必要があります。

「知らない人にも知ってもらう」

これはライブを開催する以外の様々な方法で今後やっていかなければならないことだと強く感じています。
「ソロギター」というジャンルを有名にしていきたいのです。

ギタリストみんなでこのジャンルを盛り上げて、いろいろな場所でのソロギターのライブにたくさん人が来るようになる日がくるように頑張っていきたいのです。その結果として自分のライブにももっとたくさんの人が見に来てくれるようになればと思っています。

そのための新たな企画の構想がありますので、まとまり次第発表していこうと思います。

●月一 BEAT STATION ライブ
●1月 BEAT STATION ワンマンライブ

BEAT STATIONでのライブはよい音響とよい照明のある場所で演奏することによって、自分自身の演奏家としての価値観を高めることが目的でした。それと、映像資料を撮りためるのも目的のひとつでした。

普段のイベントや、オープンマイクのときでは出来ない演奏や、演出を自分自身に施して演奏する。それを繰り返すことによって、自分自身の意識を高めていく。それを最終的にワンマンライブという形で発表する。

BEAT STATIONでのライブは上記のような目的は大いに果たしたと思います。

●オープンマイクの開催
●オープンマイクフリーペーパーの発行(スポンサーをつける)

オープンマイクの開催はもはや自分のライフワークの一つとなっているところもあります。いかにして、いろいろな人たちと音楽やパフォーマンスというものを日常の中で楽しめるかというのがオープンマイクのテーマです。

これは、今後もいろいろと試行錯誤しながら継続していきます。

フリーペーパーの発行は、おおよそ2ヶ月に一回、行っていますが、正直言って毎回、編集の作業が大変ですし、金銭的にも継続ていくのはつらいものがありますが、頑張って続けていこうと思っています。もう少しスポンサーを増やしていかなければならないと常々思っているのですが、なにせ特に営業しているわけではないので、ツꀀそうそうスポンサーがつくわけではありません。積極的に営業していこうと思います。


●中国、台湾、オーストラリア、への海外公演

NAGAギターのモニタープレイヤーとしての中国、台湾公演も毎年行かせて頂いています。中国や台湾のギター音楽の盛り上がりを見るたびに、どうしても日本の現状と比較してしまいます。もちろんいいところだけを見ている可能性はありますが。。

オーストラリアへは4年ぶりの演奏でした。これからも定期的にいきたいと思います。

●サマーソニック出演

これは自分が思った以上にみなさんが評価してくれたようで、嬉しかったです。今後も出演できるように頑張ります。

●ホスピタルライブ、学校公演の開催

松尾貴臣がずっと続けている、福祉施設等での演奏活動に影響され、私も始めました。いろいろな発見があって、普段の演奏とはまた違う刺激になります。今後も続けていこうと思います。


●レッスン生徒の増加

少しずつ、レッスンの生徒さんが増えてきています。今後も継続してレッスンは続けていきます。みなさんが満足できるような内容のレッスンになるように心がけて生きたいと思います。

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